法雲寺遺跡
基礎データ
基本番号 | 0056 |
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番号 | 0056 |
名称 | 法雲寺遺跡 |
指定 | 未指定 |
指定区分 | |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | |
地区分類 | 赤松 |
所在地 | 苔縄 |
所有者 | |
管理者 | |
概要 | 法雲寺は、1337(建武4)年に赤松円心によって建立された禅宗寺院です。山号の「金華山」は、開山にあたって招かれた雪村友梅が、千種川対岸の切り立った岩山を見て、中国の金華山を想起させることから名付け、それを山号としたといわれています。 雪村友梅の伝記である『雪村大和尚行道記』には、「創建大仏殿」とあることから、創建時には大仏殿を有するほどの大寺院であったことがうかがえます。 また、1416(応永23)年には、十刹に列せられる格式の高い寺院として知られています。 なお、境内の円心堂には、赤松円心武者像が安置され、円心と則祐の五輪塔が祀られています。 法雲寺遺跡は、発掘調査されていないため、往時の遺構については定かではありませんが、採集された遺物の中には、珠紋を並べる軒平瓦や塼が認められています。また境内東側の山麓部には、瓦の散布が認められ、利生塔の遺構ではないかと推察されています。 法雲寺が、中世赤松の中でどのような変遷を辿ってきたか、整備記録等が認められず、明らかではありませんが、赤松円心の菩提寺として、大切に守られてきたと考えられます。 |
位置図
写真
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