中山13号墳

基礎データ

基本番号 0040
番号 0040
名称 中山13号墳
指定 未指定
指定区分
種別 史跡
指定年月日
地区分類 高田
所在地 高田台
所有者 上郡町
管理者 上郡町
概要  中山13号墳は、上郡町高田台に所在する前方後円墳で、平成18~20年度の範囲確認調査で後円部径約27m、前方部長約32m、全長約59m、2段築成であることが明らかになりました。
 埋葬施設は、調査は行われていないものの、竪穴式石槨であると考えられ、南北約6.8m、東西5.6m以上の墓壙が検出されています。また、墓壙北辺には、柱抜き取り痕跡が確認され、埋葬に際して何らかの施設が設けられた可能性があります。
 墳丘各段の裾には、礫の面をそろえた低石垣状の列石を巡らせています。
 前方部の形状は、三味線の撥のように、前方部前端へ向かうほど広がる「撥型前方部」であり、このような前方部を持つ古墳は、奈良県箸墓古墳や県内ではたつの市養久山1号墳、景雲寺山古墳、姫路市丁瓢塚古墳など初期の前方後円墳に限られており、中山13号墳も初期前方後円墳であると考えられます。
 したがって、中山13号墳は、千種川流域で最大かつ最古の古墳と言えるでしょう。

位置図

写真

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  • 中山13号墳全景

  • 中山13号墳後円部墓壙検出状況

  • 中山13号墳2段目列石

引用資料等