算額
基礎データ
基本番号 | 0022 |
---|---|
番号 | 0022 |
名称 | 算額 |
指定 | 町指定 |
指定区分 | 民俗文化財 |
種別 | 有形民俗文化財 |
指定年月日 | 2002/10/31 |
地区分類 | 上郡 |
所在地 | 上郡 |
所有者 | 上郡天満神社 |
管理者 | 上郡天満神社 |
概要 | 算額は、学力向上などを願い和算の問題の解法を絵馬にしたためて神社に奉納するもので、江戸時代から明治・大正にかけて、町人や一般平民に広まりました。 この算額は、文化3(1806)年に奉納されたものですが、現在全国に算額は1,000件ほどありますが、その大半は幕末から明治・大正にかけての奉納で、江戸時代後期にまで遡る資料は多くありません。 また、奉納者である大門屋佐藤要輔正次は当時19歳であったことは、上郡町域における和算術の水準の高さを如実に証明するものです。 この算額には、問題の図と解法が示されており、図・文字ともに全体が明瞭に判読できる大変貴重なものです。 この算額の問題は、「外接円の中に弦・矢に接するように甲円を入れ、外接円と甲円に接するように乙円を入れたものがある。甲円、乙円の和が1尺4分、外接円の直径と矢の差が1尺4寸4分のとき、与えられた矢の長さを求めよ」というものであり、佐藤要輔正次は「8寸1分」と正解を導き出しています。 |
位置図
写真
写真をクリックまたはタップすると拡大写真をご覧いただけます。