丸尾古墳 附 羨道部存置の陶棺

基礎データ

基本番号 0011
番号 0011
名称 丸尾古墳 附 羨道部存置の陶棺
指定 県指定
指定区分 史跡名勝天然記念物
種別 史跡
指定年月日 1973/3/9
地区分類 上郡
所在地 上郡
所有者 個人
管理者 個人
概要  丸尾古墳は、上郡字丸尾ノ上に所在する古墳時代後期の古墳です。
 昭和3(1928)年、墓地の造成工事に伴って発見され、横穴式石室とその羨道部に土師質亀甲形陶棺が発見されました。
 横穴式石室は、全長約11.1m、奥壁幅約2.3mで、羨道部の陶棺の全長は218㎝、棺内の幅は33.5㎝です。陶棺の中には、熟年男性の人骨が遺存していました。
 土師質亀甲形陶棺は、吉備地方で多く発見されており、この地域も吉備地方と深い交流があったことが推察されます。
 墳丘は、直径約15mの円墳とされていますが、墳丘の裾が広がっている可能性があり、20m以上の規模になると考えられます。
 現在も古墳は墓地内に残されており、陶棺の棺身は原位置を動くことなく羨道部に残されています。
 陶棺が原位置のまま見学できる古墳は、県内では丸尾古墳しかありません。

位置図

写真

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  • 丸尾古墳全景

  • 丸尾古墳・陶棺

引用資料等