椿峠地蔵像板碑 附 地蔵像板碑

基礎データ

基本番号 0009
番号 0009
名称 椿峠地蔵像板碑 附 地蔵像板碑
指定 県指定
指定区分 有形文化財
種別 考古資料
指定年月日 1988/3/22
地区分類 高田
所在地 宇野山
所有者 個人
管理者 宇野山自治会
概要  県道5号(姫路―上郡)線の椿峠には、相生市との境付近に地蔵像板碑が2基並んで立てられています。
 右側の地蔵像板碑は、高さ約120㎝、幅約90㎝。厚さ約35㎝の凝灰岩に舟形輪郭を掘り窪めて、像高約60㎝の地蔵像を半肉彫りに表現しています。地蔵像は右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、舟形輪郭下の線刻された蓮華座の上に乗っているように表現されています。
 風化が著しく、銘文は不明ですが、造立年代は室町時代中ごろと考えられています。
 また、左側の地蔵像板碑は、高さ約90㎝の花崗岩製で、3つに折れたものを積み重ねています。先端が先細りになっていることから、もとは舟形輪郭をかたどっていたものと考えられます。像高は約48㎝で、半肉彫りに表現され、蓮華座も半肉彫りで表現されていますが、風化が著しく持物や衣の表現は明らかではありませんが、室町時代中期の作と考えられています。

位置図

写真

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  • 椿峠地蔵像板碑

  • 椿峠地蔵像板碑(右)

  • 椿峠地蔵像板碑(左)

引用資料等