赤松氏城跡 白旗城跡

基礎データ

基本番号 0001
番号 0001
名称 赤松氏城跡 白旗城跡
指定 国指定
指定区分 史跡名勝天然記念物
種別 史跡
指定年月日 1996/3/24
地区分類 赤松
所在地 赤松・細野・野桑・大富
所有者 上郡町 他
管理者 上郡町
概要  白旗城は、標高440mの急峻な白旗山上に赤松円心(則村)が築いた山城です。
 建武3(1336)年、円心は後醍醐天皇と対立した足利尊氏に味方し、白旗山上に城を築き、そこで西国へ敗走する尊氏を追撃してきた新田義貞が率いる6万の軍勢を釘付けにします。義貞は、昼夜を問わず絶え間なく50日余り攻め続けましたが、要害堅固な白旗城を落とすことはできず、勢力を盛り返した尊氏に退却を余儀なくされました。
 この時の武功により、円心は播磨国の守護として室町幕府の重鎮となりました。
 また、白旗城も1441年の嘉吉の乱で赤松宗家が滅びるまで、赤松氏の主要な城の一つとして固守されました。
 南北朝時代から戦国時代(14世紀~16世紀)にかけて、戦乱の中で白旗城は何度も歴史の舞台に登場しますが、記録の上では一度も落城したことがない、難攻不落の名城です。
 現在、白旗城跡の遺構は、東西約560m、南北約400mにわたって残っています。尾根筋には、本丸や二の丸、三の丸、馬場丸、櫛橋丸、侍屋敷などの主要な遺構が残り、南の谷筋に大手郭などの平坦地が見られます。また、城跡の各所に堀切や石積、土塁などの防御施設が残り、戦乱に耐えた強固な山城であることを彷彿とさせます。
 城跡へは、北側の細野口、南側の野桑の両方から近畿自然歩道を通って登ることができます。毎年11月23日には白旗城まつりが開催され、登山客が数多く訪れます。
 なお、白旗城跡は、感状山城跡(相生市矢野町)・置塩城跡(姫路市夢前町)とともに赤松氏の城跡として国指定史跡になっています。

位置図

写真

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  • 白旗城跡遠景

  • 白旗城・本丸

  • 白旗城二の丸

引用資料等